使役構文「~させる」で用いるmake, have, letの違い | ぐるがもんブログ

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使役構文「~させる」で用いるmake, have, letの違い

単語・熟語・フレーズ

…に~させる」という訳で会話でもしばしば登場する使役文

この使役文を作る際には「make」「have」「let」が使われ、どれも「~させる」と訳されます。

しかし、日本語では同じ訳であっても英語ではニュアンスが異なり、それぞれの状況や場面に合った動詞を使う必要があります。

今回はそんな使役構文に使われる3つの動詞、make/have/letの違いについてご紹介します。

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使役動詞:make

強い力で(強制的に)~させる

makeを使った使役文は、ずばり「強い力で(=強制的に)~させる」というニュアンスが強いものになります。

makeの意味と聞くと「~を作る」を思い浮かべる方も多いかと思います。

何かを作るときに放っておいて自然に完成するといったことはない=makeには「(力を加えて)作る/作り上げる」というイメージがあるのです。

makeを使った熟語についてはこちらの記事を読んでみてくださいね。

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使役動詞makeを使った例文

例:My wife made me join a gym.「わたしの妻はわたしをジムに入会させました」

この文は、「(太ってしまった)旦那さんが、奥さんによって(強制的に)ジムに入会させられた」というニュアンスの文章のため「make」が使われています。

例:Our Math teacher always makes us laugh.「わたしたちの数学の先生はいつもわたしたちを笑わせます」

この文は「数学の先生が(何かをすることで)わたしたちを笑わせる」という意味のため、こちらも「make」が使われています。

使役動詞:have

当然~させる

haveはmakeと異なり、あまり動作を感じさせない動詞です。

例えば「I have a pen.(ペンを持ています)」のhaveは所有しているという意味で動作ではありませんね。

「Why don’t we have some tea?(お茶を飲みませんか?)」のhaveは飲むという意味ですが、これもゴクゴク飲むというよりはお茶休憩するくらいの静かなイメージを持っています。

同様に、使役動詞としてのhaveも静かなイメージを持っており、makeの時の強制的な「させる」とは異なり、「上司/部下」「教師/生徒」「医師/患者」といったようにサービスや指示をして当然という関係の中で使うものとなります。

haveの他の意味についてはこちらの記事を読んでみてくださいね。

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使役動詞haveを使った例文

例:The teacher has us work in groups.「先生はわたしたちにグループ作業をさせます」

この文は、先生が生徒に指示を出すという当然の関係があるため、使役動詞は「have」が最適となるわけですね。

例:I’ll have him call the customer back.「わたしが彼に、そのお客さんへ電話させます」

問い合わせなどがあったときに使えますね。この文は、彼とお客さんという関係性を見てみましょう。お客さんから問い合わせがあったら対応の電話をするのは当然ですね。そのためhaveが使われるのです。

使役動詞:let

(軽い意味での)~を許す

letは「許す」という意味を持つ英単語です。

許すという単語だと「allow」という単語を思い浮かべる方も多いかと思いますが、ここでいう許すは「軽い意味での許す」というニュアンスです。

例えば「let you choose」ならば「あなたが~を選ぶのを許す(=選ばせてくれる)」という意味になります。

使役動詞letを使った例文

例:Can’t you open the bottle? Let me try.「ボトルが開けられないのですか?わたしにやらせてみてください」

tryすることを許す=やらせてみてくださいという意味になりますね。

例:I’ll let you know as soon as I get any news.「何かニュースがあったらすぐに教えますね」

let me knowは「(わたしに)知らせてください」という意味になり、let you knowは「(あなたに)知らせます」という意味になります。

まとめ

使役動詞make/have/letのそれぞれのニュアンスの違いについてご紹介しました。

日本語では「~させる」と訳されてしまうためあまり意識して使っていなかった方も、この機会にぜひ正しい使役動詞を使うようにしてみてください。

参考になれば幸いです!

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