一般的にcomeというと「来る」という意味を想像する方が多いかと思います。帰宅するときなどはcome homeなどと使われますね。しかし、comeは場所だけでなく、状況や環境などに向かう場合でも使用することができます。今回はそんなcomeの便利な使い方を図を合わせてご紹介します。
comeのイメージ
comeの大きいイメージは、主語が場所(話の軸となる、基準となる場所)に近づいてくる、到達すると覚えておいてください。
例:Client will come to my office tomorrow morning.「依頼人は明日の朝に私のオフィスに来ます」
comeは到達地点を基準に、goは出発点を基準とする点が意味の違いですので、間違わないように気を付けてくださいね。
comeのいろいろな使い方
ここからは様々な基準別のcomeの使い方をご紹介します。
自分を基準にしたときのcome
例:The bus is coming.「バスがちょうど来ています」
例:Does the set menu come with drink?「セットメニューに飲み物はついていますか?」
自分が行く予定の場所を基準としたときのcome
例:Will you come to the BBQ?「そのバーベキューにあなたは来ますか?」
わたしがすでに行く予定の場所(今回の例ではBBQ)を基準とし、あなたが来るかを尋ねている例文ですね。
相手を基準としたときのcome
例:I’m coming!「(電話中などに)今行きますね!」
これは行く先である相手の場所を基準としています。同じような文で「I’m going」もありますが、こちらは逆に相手から離れてしまいますので注意してください。
相手が行く予定の場所を基準としたときのcome
例:Can I come with you?「(相手が~に行こうとしている状況で)わたしも一緒に行っていいですか?」
話し相手がすでに行く予定の場所を基準とし、わたしも一緒に行っていいかを尋ねている例文になりますね。
やってくるという意味のcome
例:Spring has come.「春がやってきました」
例:My son’s birthday is coming.「もうすぐわたしの息子の誕生日です」
例:The new conan movie is coming soon.「新しいコナン映画がもうすぐ公開です」
人だけでなく、季節や日程などがやってくるというときもcomeを使用することができます。
come+形容詞「~の状態になる」
例:My dream came true.「私の夢が真実の状態になった=夢が叶った」
例:She came awake.「彼女は眠りから覚めた状態になった=目が覚めた」
まとめ
いかがだったでしょうか。基準がどこにあるのかをしっかりさせてgoと使い方がごちゃまぜにならないよう気を付けて使ってみてくださいね。次回は、come toの様々な意味編もご紹介できればと思います。