最近ではSNSなどで料理動画を投稿する方も増えてきましたね。
自分の料理動画に英語で説明を加えたり、海外の方の料理動画を見たり、なんなら海外の方と料理をすることもあるかもしれません。
そんなときにふと「この調理の仕方って英語で何と言うんだ…?」となったことはありませんか?
今回はそんな調理方法にまつわる英語表現をご紹介します。
さまざまな切り方を英語で何という?
「切る」というと誰もが「cut」を思い浮かべるかと思いますが、日本語でも、みじん切りや千切りなど様々な切り方が存在します。英語でも切り方によって単語を使い分けましょう。
ザク切りはchop
キャベツなどの野菜を3~4cm幅でザクザク切る、いわゆる「ザク切り」は英語でchopと言います。
炒めものや鍋ものの時に使われますね。
薄切りはslice
玉ねぎなど、端から数mmの厚さを目安に薄く切ることを意味する「薄切り」は英語でsliceと言います。
野菜だけでなく、食パンやお肉などを薄く切る場合などにも使われますね。
くし形切りはcut into wedges
トマトやりんごなどの丸い野菜/果物を放射状に均等に切る「くし形切り」は英語でcut into wedgesと言います。
ちなみに、髪を梳かす櫛(くし)の形に似ていることからくし形切りと呼ばれています。
さいの目切りはdice
人参や大根をサイコロのような立方体の形に切る「さいの目切り」は英語でdiceと言います。
diceというとサイコロという意味で知っている方もいるかと思いますが、動詞として使うと「さいの目に切る」という意味があるんです。
ちなみに日本ではカットトマト缶としてさいの目切りされたトマトの缶詰が売られていますが、英語では「diced tomatoes」と言います。
みじん切りはmince
さいの目切りよりもさらに細かく切ったみじん切りは英語でminceと言います。
ひき肉を意味する「ミンチ」も実はこのminceが由来となった和製英語になります。
千切りはshred
薄切りにした野菜を数mm程度の細さに切るみじん切りは英語でshredと言います。
機密情報などの書かれた書類を細かくして処分する際に使われる機会をシュレッダーと言いますね。これも紙を細く切るというところからきています。
火を使った調理方法を英語で何という?
ここからは切った野菜を火を使って調理する際に使える英単語をご紹介します。
炒めるはsaute
フライパンなどに油をひいて軽く炒めることは英語でsauteと言います。
カタカナに直すとソテーとなりますね。
焼く/炒める/揚げるという意味をもつfry
fryにも炒めるという意味がありますが、前に単語をつけることで焼くや揚げるという意味にもなります。panはフライパンを意味する英単語です。
- pan-fry:フライパンで焼く
- stir-fry:深めのフライパンを使って混ぜながら炒める
- deep-fry:たくさんの油を用いて揚げる
パン・お菓子をオーブンを使って焼くはbake
パンやクッキーなど、オーブンを使って焼く場合にはsauteやfryではなくbakeを使ってください。
パン屋さんのこともbakeryと言いますが、これはこのbakeからきています。
野菜やお肉をオーブンを使って焼くはroast
bakeと同様にオーブンを使って焼くという意味を持つ単語にroastがあります。
焼くものが何なのかで動詞を使い分けるようにしてください。
- お菓子やパンをオーブンで焼く:bake
- それ以外をオーブンで焼く:roast
網や鉄板を使って直火で焼くはgrill
バーベキューなど、焼き網などを使って直火で直接焼く調理方法はgrillと言います。
バーベキューセット自体のこともグリルと呼ぶこともありますよ。
蒸すはsteam
沸騰したお湯から出てきた蒸気を使って行う調理方法はsteamと言います。
蒸し野菜や焼売などの点心系で使われる英単語ですね。
茹でるはboil
沸騰させた水を使って行う調理方法はboilと言います。ゆで卵は「boiled egg」となりますね。
煮込むはsimmer
カレーやスープなど煮込み料理を説明したい時はsimmerを使いましょう。
ぐつぐつして熱々だと言いたい時は「simmering hot」と言えばOKですよ。
まとめ
様々な切り方、調理方法をご紹介しました。図を見ながら覚えてみてくださいね。