発音習得レッスン第4回、今回は[p]と[b]と[m]の発音方法をご紹介します。
再掲:発音を勉強する上でのポイント
口の形と連結(リンキング)
英語を発音するにあたって、自然な口の動きと言葉同士の連結が重要です。日本語でも母音によって口の形が異なりますが、英語の場合は発音する際の口の形に加えて舌の位置を確保しながら発音する必要がでてきます。こちらは音別に都度ご紹介していきます。
また、英語の文章は単語間にスペース(I□speak□English)があるため、「アイ、スピーク、イングリッシュ」と単語間で息継ぎをしてしまいがちです。しかし、ネイティブの方の英語を聞いたことがある方はおわかりの通り、単語間も息を繋いで発音することでより自然な発音が可能になります。この連結を意識して発音の練習をしてみてください。
どうやって発音練習したらいいのか
発音を習得するには発音が正しくできているのかのチェックは欠かせません。現在はAIによる音声認識が発達しておりますので、ご自身の発音をこのAIを用いて診断し、修正することが可能です。スマートフォンもしくはパソコンなどで音声認識を用いて実際に発音診断しながらぜひ学習してみてください。
[p]と[b]の発音
発音記号の[p][b]は、どちらも唇を閉じ、「プッ」と息を吐くように発音します。風船を「パンッ」と破裂させて出すような音のため、破裂音と呼ばれています。その場所に強く息を当てるイメージです。この時、唇は噛まずに触れるだけにすることを意識してください。[p]は無声音、[b]は有声音になります。
トレーニング
それでは、下記の単語をそれぞれ発音してみましょう。各単語のpやbの次の母音の口の形を意識して発音するようにしてみてください。
- pen [pen]
- paper [peipɚ]
- apple [æpl]
- stop [stap]
- book [buk]
- baby [beibi]
- table [teibl]
- job [dʒab]
[m]の発音
発音記号の[m]は、唇を閉じ、「ムー」とハミングしながら音を鼻から出してください。
トレーニング
それでは、下記の単語をそれぞれ発音してみましょう。各単語のʃやʒの次の母音の口の形を意識して発音するようにしてみてください。
- make [meik]
- more [mɔɚ]
- family [fæmli]
- come [kʌm]
まとめ
今回紹介したものを何度も何度も聞き繰り返し発音することで自然と身につくものです。ぜひどんどん声に出して練習を繰り返してみてください。