このブログでも時々発音記号と発音方法について紹介していますが、今回は英語の早口言葉(Tongue twister)についてご紹介します。
口を動かす練習にもなりますので、意味を捉えるというよりは正しく声に出すことを意識して練習してみてください。
再掲:発音を勉強する上でのポイント
口の形と連結(リンキング)
英語を発音するにあたって、自然な口の動きと言葉同士の連結が重要です。
日本語でも母音によって口の形が異なりますが、英語の場合は発音する際の口の形に加えて舌の位置を確保しながら発音する必要がでてきます。
こちらは音別に都度ご紹介していきます。
また、英語の文章は単語間にスペース(I□speak□English)があるため、「アイ、スピーク、イングリッシュ」と単語間で息継ぎをしてしまいがちです。
しかし、ネイティブの方の英語を聞いたことがある方はおわかりの通り、単語間も息を繋いで発音することでより自然な発音が可能になります。
この連結を意識して発音の練習をしてみてください。
どうやって発音練習したらいいのか
発音を習得するには発音が正しくできているのかのチェックは欠かせません。
現在はAIによる音声認識が発達しておりますので、ご自身の発音をこのAIを用いて診断し、修正することが可能です。
スマートフォンもしくはパソコンなどで音声認識を用いて実際に発音診断しながらぜひ学習してみてください。
英語の早口言葉
ここからはいくつか早口言葉をご紹介します。
意味を覚えるというよりは正しく発音できるかに注意して練習をしてみてください。
易:canを用いた早口言葉
Can you can a can as a canner can can a can?
「缶詰業者が缶詰を作ることができるように、あなたは缶詰をつくることができますか?」という、名詞/動詞/助動詞といくつも意味があるcanを使った早口言葉です。
can自体は発音が難しいものではないのでまずはここから練習してみてください。
易:様々な「エイ」を用いた早口言葉
Eight apes ate eight apples.
「8匹の猿が8個のりんごを食べます」という意味になります。
猿は「monkey」という単語をよく聞くかと思いますが、ここでは類人猿という意味の「ape」を採用しています。
中:「R」と「L」を用いた早口言葉
Red leather, yellow leather.
Red lorry, yellow lorry.
上は「赤い革、黄色い革」、下は「赤いトラック、黄色いトラック」という意味の早口言葉です。
一度だけでなく何度も何度も繰り返して正しく発音できているかをチェックしてみてください。
また、RとLを交互に繰り返して発音することで正しい発音を身に着けてみてください。
難:「SH」と「S」を用いた早口言葉
She sells seashells by the seashore.
The shells she sells are surely seashells.
So if she sells shells on the seashore,
I’m sure she sells seashore shells.
「彼女は海辺で貝殻を売っている。彼女が売っているその貝殻は確かに海の貝殻である。だからもし彼女が海辺で貝殻を売っているのであれば、それは海の貝殻に決まっている。」という意味の早口言葉です。
1行目だけでも十分練習になりますが、ぜひ4行ともスラスラ正しく言えるように練習してみてください。
まとめ
今回は英語の早口言葉についてご紹介しました。
1単語ずつ音声認識を用いて正しく発音できているのをチェックできたら、単語間の連結も意識して練習してみてください。