付加疑問文とは、文章に「軽い疑問(~でしょう?)」や「念押し(~ですよね?)」といった気持ちを添えるものです。軽く尋ねるイメージを持っていてください。
付加疑問文の作り方
英語の付加疑問文を作る際の基本ルールとして以下の3つがあります。
ルール1:付加疑問文は主となる文の肯定/否定を入れ替える
- 肯定文に付け足す場合:否定疑問文
- 否定文に付け足す場合:肯定疑問文(通常の疑問文)
ルール2:付加疑問文は軽く
冒頭に書いた通り、付加疑問文は「軽い疑問(~でしょう?)」や「念押し(~ですよね?)」といった気持ちを添えるものです。そのため、付け足す疑問文はあくまで軽く、余分な情報は付け加えないようにしてください。
It’s very hot.「とても暑いです」に疑問文を付け足すと
→It’s very hot, isn’t it?「とても暑いです。ですよね?=とても暑いですね?」となります。
このとき、It’s very hot, isn’t it very hot?のようにはしないようにしてください。日本語でも「とても暑いです。とても暑いですよね?」と繰り返して尋ねられたらしつこく感じてしまいますね。英語も同じ感覚だと持っていただけたらと思います。
ルール3:発音の仕方は疑問なのか念押しなのかによって変わる
何度も記載の通り、付加疑問文とは、文章に「軽い疑問(~でしょう?)」や「念押し(~ですよね?)」といった気持ちを添えるものです。この軽い疑問のニュアンスが強い場合は語尾を上げて、念押しのニュアンスが強い場合は語尾を下げて読むようにしてください。
例:It’s very hot, isn’t it?(↗)「とても暑いですね?(疑問)」
例:Miwako doesn’t like him, does she?(↘)「美和子は彼を好きじゃないんですよね?(念押し)」
付加疑問文はどうして肯定/否定を入れ替えるのか?
これまで見てきた通り、付加疑問文は肯定と否定を入れ替えて作ります。なかなか慣れるまでには時間がかかるかと思います。では、なぜ付加疑問文は肯定/否定を入れ替えるのか疑問に思った方も多いのではないかと思います。
実はこれは「~なの?それともそうではないの?」と話し相手に対して選択肢を与えているためなのです。上で紹介した文は「とても暑いよね?それともそんなことない?」と尋ねているという意味になるのですね。
練習問題
それぞれの文に疑問文を付け足してください。
- It is sunny today.「今日は天気がいいですね」
- That was a difficult test.「あれは難しいテストでした」
- Sonoko doesn’t play soccer.「園子はサッカーをしません」
- You have been to Okinawa.「あなたは沖縄に行ったことがあります」
答え
- It is sunny today, isn’t it?「今日は天気がいいですよね?」
- That was a difficult test, wasn’t it?「あれは難しいテストでしたよね?」
- Sonoko doesn’t play soccer, does she?「園子はサッカーをしませんよね?」
- You have been to Okinawa, haven’t you?「あなたは沖縄に行ったことがありますよね?」
まとめ
付加疑問文の作り方についてご紹介しました。英文を作るというよりも実践的な場で使いやすい文法になりますのでぜひ日常会話でも軽く尋ねたいときなどに使ってみてください。