犬が3匹いますと言いたい場合は「There are three dogs.」と言いますね。ですが、犬が何匹かいて数が確定していない場合に「犬が何匹かいます」と言いたいことがあるかと思います。
このように限定されていない数や量を言いたい場合に使える表現をご紹介します。
限定されていない数や量を言うときに使えるsomeとany
someとanyはどちらも「50%程度の決められていない量」を表す際に使われ「いくつか」「いくらか」「何人か」と訳されます。
パッと見で「たくさん(人が)いるなあ」「(お財布に)たくさんお金入っているなあ」など、「たくさん」というときにはmanyやmuchを使いますので注意してください。
(manyとmuchについても後ほどまとめたいと思います)
someを使うとき
肯定文/(人に何かを)勧める/依頼する
肯定文で使われるsome
基本的にsomeは肯定文で使われると覚えておけばOKです。
- I need some water.「いくらかの水が必要です」
- Conan buys some books.「コナンは本を何冊か買います」
(人に何かを)勧めるときに使われるsome
相手に何かを勧める場合は疑問文でもsomeが使われます。
- Do you want to have some coffee?「コーヒーを飲みますか?」
- Would you like some tea?「紅茶はいかがでしょうか?」
依頼するときに使われるsome
依頼の文を作るときも、人に何かを勧める文のときと同様に疑問文でもsomeが使われます。
- Can I have some more water, please?「お水のおかわりをもらえますか?」
- May I have some advice?「アドバイスをお願いできますか?」
anyを使うとき
否定文/疑問文/文脈が否定の意味を持つ場合/相手が自由に選択できる
否定文で使われるany
否定文ではsomeではなくanyを使います。
- I didn’t buy any cloths.「何の洋服も買いませんでした」
- There aren’t any students in the classroom.「教室には誰もいません」
疑問文で使われるany
疑問文でも基本的にはanyが使われます。上で紹介した通り「何かを勧める」ときや「依頼する」ときは例外になるので注意してくださいね。
- Do you have any plans this weekend?「今週末の予定は何かありますか?」
- Do you need any help?「助けが必要ですか?」
文脈が否定の意味を持つ場合に使われるany
「冷蔵庫の中には食べ物がほとんどない」を英訳すると「There is hardly any food in the refrigerator.」となります。文章自体は肯定文ですが、文脈としては否定の意味を持っています。そのため、anyが使われています。
相手が自由に選択できる場合に使われるany
「どちらでもいい」「どこでもいい」「いつでもいい」「誰でもいい」など、相手が自由に選択できる場合にもanyが使われます。
例えば、友達から何時に行けばいい?と聞かれて「いつ来ても大丈夫ですよ」と言いたいときは「You can come to my house by any time.」とanyを使います。
- Any member can use these PC.「誰でもこれらのPCを使うことができる」
- I like any kinds of Japanese food.「日本食なら何でも好きです」
まとめ
someとanyの使い分けについてご紹介しました。
例文丸暗記で使っていたところもあり、なんとなく否定文と疑問文はanyだなあくらいに思っていたので、改めて勉強してみて使うイメージが変わりました。
ぜひ意識して文章を読んだり会話で使ったりしてみてください。