フリーマーケットはご存知でしょうか?
少し前だと、休日に公園などでビニールシートやテントなどが連なっている光景を思い浮かべていたかと思います。
最近ではフリマアプリも数多く存在し、家にいながら出品や購入ができるため、誰でも手軽にやり取りできるというのもあってか、とても身近な存在になりつつあります。
そんな「フリーマーケット」ですが、この「フリー」というのを英語ではどう書くかご存知でしょうか。
「誰もが自由に物を売ることのできる市場」だから「free market」って言うんじゃないの…?と思った方も多いでしょう。実際わたしもその1人でした。
今回は、そんなフリーマーケットの英語についてご紹介します。
free marketとは?
自由市場:価格が自由競争によって決まる
自由な意志・行動から生じる経済活動上の利点を主張する自由主義の思想に基づく経済活動および市場。すべての取引・売買がそれを望む者の意志・自発性によって行われるとする。政府や権力の介入を排除または最小限にとどめ、個人の自由な経済活動によって取引が行われる市場では、需要と供給の調整が最も効率よく行われ、利益を最大化するとされる。この利益には、個人的な利益だけではなく、国家経済や社会福祉上の利益なども含まれる。
簡潔にまとめると「自由に取引できる場」ということです
フリマは英語でどう書くの?
では、一般的にフリマと呼ばれるフリーマーケットはどう書くのでしょうか?正解は…
flea market
となります。
「ノミ」という意味の英単語「flea」が使われています。
実はフリーマケットを辞書で調べると以下のような記載があります。
ノミの市のこと。その起源は、パリ北郊の道路上で開かれる古物を売る臨時的特設市場(marché aux puces)である。
語の由来は、フランス語marché aux puces(蚤(のみ)の市)の直訳。代表的なものは、フランスのパリ北隅、地下鉄4号線のクリニャンクール門から北へサン・トゥアン門までの路上で、毎週土・日・月曜日に開かれる中古品の露店市。古ナイフ、古時計、古地図、昔の軍服から貴金属まで、数フランから数万フランまでのあらゆる品が並ぶ。盗品も多いといわれるが、掘り出し物もあるパリ名物の一つである。またアリグル広場のノミの市は毎朝9時から12時まで開かれる。わが国でも東京・世田谷一丁目に立つボロ市は、江戸時代以来の歴史をもち、毎年1月と12月の15、16日に開かれ、あらゆる品が並んで雑踏する。しかし、現在では中古品は少なく、ほとんどが新品を並べた安売り市になっている。
元々はフランスのパリが発祥の古物市で、そこから世界の古物市全般のことを指すようになったというわけです。
まとめ
- フリーマーケットは英語で「flea market(ノミの市)」
- 元はフランスパリの古物市が発祥
- free marketは自由市場のこと
カタカナ語だと聴き馴染みのある単語をつい思い浮かべてしまいがちですが、語源が何なのかをちゃんと調べると新たな発見があるということを学びました。
カタカナ語が出てきたら語源を調べるのを習慣にしていこうと思います。
おまけ:日本フリーマケット協会さんはfreeを採用しています
日本フリーマーケット協会さんでは、あえてfleaではなく「free」を採用しているようです。
気になった方はぜひサイトで全文を読んでみてくださいね。
また、日本フリーマーケット協会では、本来「蚤の市」と訳される「Flea Market」を日本で開催するにあたり、誰もが気軽に参加出来るように親しみをこめて『Free Market』とし、独自性・エンターテイメント性を提案していくため、商標登録・サービスマーク等の登録を行っています。