デーヴァナーガリー文字を読み書きできるようになりたい第3弾。
今回は「文字の結合」編です。
デーヴァナーガリー文字の母音と子音についてはコチラから↓
母音記号とは?
デーヴァナーガリー文字は、ローマ字のように母音と子音を組み合わせて書きます。
しかし、ローマ字と異なり、母音が子音に組み合わさるときに「母音の形」が「変化」します。
例えば「ki」とヒンディー語で書きたい場合には、
क(ka)とइ(i)を並べて「कइ」とは書きません!
このとき使われる母音を一般的に「母音記号」といいます。
母音記号が子音につくことで、子音字に元々含まれていた「母音のa」は消え、子音のみを表します。
母音記号の書き方
デーヴァナーガリー文字 | ローマ字読み | カタカナ読み | 母音記号 |
अ | a | ア | なし |
आ | ā | アー | ा |
इ | i | イ | ि |
ई | ī | イー | ी |
उ | u | ウ | ु |
ऊ | ū | ウー | ू |
ए | ē | エー | े |
ऐ | ai | アェー | ै |
ओ | ō | オー | ो |
औ | au | アォー | ौ |
それぞれの母音に対し、1つずつ母音記号が存在します。
母音記号単体では使用せず、子音の上下左右につけて使用します。
子音と組み合わせて文字を書く
まずは一例として「क(ka)」に母音記号をつけてみましょう
上の通り、子音につけたい母音記号をつけることで、様々な文字を作ることができます。
kaのデーヴァナガリー文字「क」に、それぞれの母音記号をつけたのが下の表です。
子音 | 母音記号 | 文字 | 読み方 | ||
क | + | なし | = | क | ka |
ा | का | kā | |||
ि | कि | ki | |||
ी | की | kī | |||
ु | कु | ku | |||
ू | कू | kū | |||
े | के | kē | |||
ै | कै | kae | |||
ो | को | kō | |||
ौ | कौ | kao |
実際に書いてみた
これが実際に練習してみた文字たち(一部)です。
慣れるまではなかなか大変ですが、一度覚えるとあとは組み合わせるだけなので意外とすんなり書くことができるようになりました。
実は今回のルールで紹介したものだけではなく、例外の書き方もありますが…
一旦はこのルールを覚えるだけで、ほとんどの字を書いたり読んだりできるようになりますよ!
おわりに
第1弾「母音字」、第2弾「子音字」、そして今回の「結合文字」で文字の書き方を学んできました。
慣れるまでは少し大変ですが、ぜひ何度も練習して書けるようになりましょう!
例外編についてはまた別で記事にしたいと思います。
目指せデーヴァナーガリー文字マスター!!