便利な日本語表現の1つ「マジ」。
目上の方相手や、ビジネスの場などでは使用を控えるのがマナーな言葉ですが、「強調」「驚き」「真剣さ」などを表す際に使えるため、とても便利です。
実は英語にも同じような意味をもつ表現があります。
今回はそんな「マジ」を表す英語表現をご紹介します。
英語の先生に尋ねてみたところ、「マジ」に似た表現を使うのは日本と同じように若者が多いようです!
場面別で使われるマジの種類
- 強調
- 驚き
- 真剣さ
マジの種類は3つに分けられます。
ここからは、場面別に実際に使える例文も交えつつご紹介していきます。
強調を表す「マジ」
日本語でいう「マジですごい!」や「あの人マジで強い!」などというときの「マジ」です。
「とても」や「かなり」という意味に近いものになります。
- absolutely
- definitely
- so bad
absolutely
「absolutely」は「絶対的に」「無条件に」「完全に」という意味を持ち、強調の意味で使われることも多い単語です。
His shoot was absolutely amazing!
「彼のシュートはマジですごかったよ!」
「これ以上ないくらい~~だ」といったニュアンスを持ちます。
definitely
「definitely」もabsolutelyと同じような意味を持つ英単語で、同じように使うことが可能です。
You shouldn’t definitely eat too much!
「マジで食べ過ぎない方がいいですよ!」
so bad
「so bad」は直訳だと「とても悪い」という意味になりますが、「I want to~」と合わせて使うことで「~したくて仕方がない」という意味になります。
この、「仕方がない」という部分が「マジで」と訳することが可能です。
We want to play basketball so bad!
「僕たちはマジでバスケがしたいんだ!」
ちなみに、わたしはこの表現を知りませんでしたが、先生曰くネイティブ同士の会話では結構使われる表現だそうです。
驚きを表す「マジ」
別な人の発言やセリフに対し、「マジで?」「それマジ!?」などと反応する際に使う「マジ」です。
「本当に!?」や「嘘でしょ!?」という意味に近いものになります。
- Really?
- Seriously?
- Are you kidding me?
- For real?
Really?
驚きの表現でパッと思いつくのは「Really?」かと思います。
実際、わたしも会話の中で相槌を打つ時は、この「Really?」に頼ってしまいがちです…。
「Really?⤴」と語尾を上げることで、「マジで?」という印象を強く受けます。
I decided to quit smoking!
「俺は禁煙することに決めたぞ!」
Oh, really?
「え~マジで?(本当?)」
Seriously?
「Seriously?」も「Really?」と同じ意味を持つ英語表現です。
「Really?」と比べると、こちらの方がわずかに強い驚きを表すニュアンスを持つそうですが、あまり気にしなくてもいいのではと思います。
Recently, I’ve been into a manga called “Hancho”.
「最近、ハンチョウという漫画にハマってるんだ」
Seriously? I love it too!
「マジですか!僕も好きな漫画です!」
Are you kidding me?
直訳すると「わたしをからかってるの?」という意味を持つことから「冗談でしょ?」「嘘でしょ?」といった驚きを表す際に用いられます。
Listen! I won a 1 million yen in a lottery.
「聞いてくれ!宝くじで100万当たったんだ!」
Are you kidding me?
「マジで?嘘でしょ?」
For real?
意味としては同じですが、こちらはカジュアルな表現で、主に若者の間で使われる表現だそうです。
ビジネスの場や、フォーマルな場での使用は控えるようにしてください。
I got arena seats at Yoko Okino’s concert!
「沖野ヨーコちゃんのライブのアリーナ席が当たったんだ!」
Wait, for real?
「待って、マジで言ってる?」
真剣さを表す「マジ」
最後に紹介するのは、真剣さを表す意味をもつ「マジ」です。
「マジで頑張ったんだ!」「マジで大好きなんだ!」などと言う際に使う「マジ」です。
- really
- seriously
- I’m serious
- I’m not joking
- honestly
really / seriously
この2つの単語はどちらも「本当に」「真面目に」という意味を持っています。
そのため、真剣さを表したいときに使える英単語になります。
I really think Ayumi chan is the cutest girl in this school.
「マジで歩美ちゃんがこの学校で1番可愛いと思います!」
I’m serious
直訳すると「私は真面目です」という意味になり、真剣さを表す「マジ」に近い意味で使うことができます。
単体で使うというよりは、前後の発言を補足する形で用いられることが多いです。
I can give up my life for Ran. No, I’m serious!
「蘭のためなら命をかけられるよ、マジで」
I’m not joking
I’m not jokingは、直訳すると「冗談で言っているわけじゃない」という意味になり、冗談で言ってないよ=真剣だよという意味で使うことができます。
こちらの表現も、単体で使うというよりは、前後の発言を補足する形で用いられることが多いです。
I almost died at the case… I’m not joking!
「その事件で死にかけました…いや、マジですよ!」
honestly
honestlyは「正直に」という意味の英単語です。
そこから、「本心である」「嘘や偽りのない」という意味になり、自分が真剣ですよということを表すのに使うことができます。
I honestly believe that if we work together, we can win Conan!
「僕たちが力を合わせればコナンくんにも勝てるとマジで思ってますよ!」
まとめ
日本語の「マジ」に似た意味の英語表現をいくつかご紹介しました。
日常会話でもよく使う表現な分、様々な言い方を覚えておくと、より高度な表現が使えるようになると思います。
そんなに難しい表現はないので、ぜひ覚えて実際に使ってみてください!