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【図で覚える】三単現のルール【三人称単数現在形】

中学英語

以前、一般動詞の文の作り方をご紹介しました。

しかし、その例文には「I」「You」「複数人」が主語になっているものしかなかったことにお気づきだったでしょうか。

実は英語には三単現のルールというものが存在し、三単現のときには動詞に「s(もしくはes)」をつける必要があります。今回はそんな三単現についてご紹介していきます。

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三単現とは三人称・単数・現在形の略だ

「三単現のs」などと書籍や学校の先生などは言っているかもしれませんが、これが何なのかわからずルールだけ覚えていると、いざ例文を作るとなった時に混乱してしまいます。

まずはこの言葉の意味を正しく覚えてください。

  • 人称:一人称と二人称以外の人や物
  • 数:人や物の数量が1つ
  • 在形:英文で書かれている行動や状態が現在(現時点)

「三人称単数現在形」これらの頭文字を取って「三単現」と呼びます。

それでは、それぞれの項目をより具体的に見ていきましょう。

三人称とは

普段の生活の中ではなかなか耳にすることのない言葉でもある「三人称」とは、簡単に言うと「わたしとあなた以外」の人や物ということになります。

上の記述では「一人称」「二人称」という言葉としてでてきました。こちらも改めて確認しておきましょう。

  • 一人称:自分もしくは自分たち=IもしくはWe
  • 二人称:相手=自分から見た話し相手=あなたもしくはあなたたち=You
  • 三人称:一人称でも二人称でもない人や物

ここで注意しておきたいのがYouの使い方です。

「わたし」は英語でI、これが複数人となり「私たち」になるとWeとなりますが、Youには「あなた」という単数の意味だけでなく「あなたたち」という複数人の意味も持ちます。

Youが使われているときはそれが単数なのか複数なのかも意識して文章を読むようにしてください。

これらをまとめたのが以下の図↓です。

左下の女性を自分と仮定し、周りの人が何人称なのか見てみましょう。

  • 左下の女性(自分):一人称(I)
  • 自分と一緒にお茶を飲みながら会話をしている女性:二人称(You)
  • 自分たちの会話にでてくる男性アイドル:三人称(They)
  • カフェの店員さん:三人称(He)
  • カフェのお客さん(男性たち):三人称(They)
  • カフェのお客さん(女性):三人称(She)
  • 犬の親子:三人称(They)

なんとなくイメージがつかめたでしょうか?

つまり、自分が会話をしている以外の人や物が三人称ということになります。

今回は代名詞で例を挙げましたが、具体的な名前になっても同様です。

三人称とは、I/We/You以外の He/She/They/It/人や物の名前 のこと!

単数とは

冒頭で少し説明をしていますが、単数とは「人や物の数量が1人(1つ)」であり、複数は「人や物の数量が2人(2つ)以上」のことを言います。

上で学んだ人称は関係なく、対象となる人や物の数が1人(1つ)であれば単数、2人(2つ)以上であれば複数となります。

現在形とは

日本語でも「走る(現在形)」「走った(過去形)」「走っている/走っていた(進行形)」といったように同じ動詞でも様々な時制を表すことができます。

英語も同様に動詞の形が複数存在し、それぞれ「現在形」「過去形」「進行形」「過去分詞系」の4つとなります。

ここで出てきた「今現在で起こっていること、今の状況」を指すものが「現在形」になります。

三単現まとめ

では、それぞれの意味がわかったところで、冒頭の内容を見直してみましょう。

  • 人称:自分とあなた以外=He/She/They/It/人や物の名前
  • 数:I/You(複数の場合もあるので注意)/He/She/It/A 〇〇など
  • 在形:今現在で起こっていること、今の状況

つまり、三単現のs(もしくはes)は

「He」「She」「It」「単数の人や物」が主語で現在形の文のとき!!!

につければよいということになります!(※Theyは複数人を指すものなので該当しません!)

三単現のs(もしくはes)のつけ方

三単現のsが何かわかったところで、次のステップに進みましょう。

sをつけるsをつけると言いますが、ただつければいいわけではありません。

先程から(もしくはes)と記載している通り、動詞によってはsをそのままつけるものだったりesに変形してつけるものだったりとタイプがあります。

このパターンは名詞の複数形につけるs(もしくはes)でも同じルールが使えるため、一度覚えてしまえば簡単に変形できます!

このタイミングでしっかり覚えてしまいましょう。

~sをつける場合

基本はこのルールだと思っていただければokです。動詞の語尾にsをつけるだけです。

  • drink「飲む」:drinks
  • jump「ジャンプする」:jumps
  • know「知る」:knows
  • speak「話す」:speaks
  • walk「歩く」:walks

ここから例外パターンをご紹介します。

~esをつける場合

ずばり、語尾が「-s」「-sh」「-ch」「-x」「-o」で終わる単語です。これらの動詞にそのままsをつけてしまうと読みにくかったり、発音しにくくなります。

そのため。esをつけています。

  • pass「通過する」:passes
  • wash「洗う」:washes
  • catch「捕まえる」:catches
  • mix「混ぜる」:mixes
  • go「行く」:goes

~iesをつける場合

これまでs(もしくはes)をつけると記載してきましたが、実はさらに特殊なパターンが存在します。

それは語尾が「子音+y」で終わる単語です。

子音というのは母音以外=a,i,u,e,o 以外となります。いろいろな単語で見ていきましょう。

  • carry「運ぶ」:carries
  • enjoy「楽しむ」:enjoys
  • play「遊ぶ、演奏する」:plays
  • study「勉強する」:studies
  • try「挑戦する」:tries

enjoyとplayはiesにならず、sをつけるだけというのが理解できたでしょうか?

単語として覚えてしまうのも1つの手ではありますが、今後も単語を覚えていくと思いますのでぜひルールとして覚えてみてください。

例外のhave

これまで、sやes、yをiに変えてからesをつけると3パターンをご紹介してきました。

しかし、これらのどれにも当てはまらない単語が存在します。

それが「have」です。haveに三単現のsをつけると「has(ハズ)」に変化するのです…。

現段階ではこれは「覚えるしかない!!」と思ってこの機会で覚えてしまいましょう。

練習問題

では、これまで学んだ内容を練習問題で復習してみましょう。

次の文の()内の動詞を必要があれば正しい形に変換してください。

  1. コナンは国語を勉強します:He ( study ) Japanese.
  2. 彼らは音楽が好きです:They ( like ) music.
  3. わたしの母はバイオリンを弾きます:My mother ( play ) the violin.
  4. 蘭は英語を話します:Ran ( speak ) English.
  5. わたしと弟は公園に行きます:I and my brother ( go ) to the park.
  6. ヒロシは車を洗います:Hiroshi ( wash ) a car.
  7. アイはパソコンを持っています:Ai ( have ) a PC.

答え

  1. コナンは国語を勉強します:He ( studies ) Japanese.
  2. 彼らは音楽が好きです:They ( like ) music.
  3. わたしの母はバイオリンを弾きます:My mother ( plays ) the violin.
  4. 蘭は英語を話します:Ran ( speaks ) English.
  5. わたしと弟は公園に行きます:I and my brother ( go ) to the park.
  6. ヒロシは車を洗います:Hiroshi ( washes ) a car.
  7. アイはパソコンを持っています:Ai ( has ) a PC.

まとめ

三単現のルールと動詞の変形の仕方についてご紹介しました。

このルールは今後英語を学ぶ上で欠かせないものとなります。

この機会に何度も読み直したり練習問題を解いたりしてしっかり復習し、自分のものにしてみてください。

参考になれば幸いです。

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