名探偵コナンの主人公である江戸川コナンくん。彼の名台詞と言うと誰もが一度は聞いたことがあるであろうこの台詞、
「真実はいつもひとつ!」
ですね。
この台詞、英語でなんというかわかりますか?
今回はそんな名探偵コナンの名台詞についてご紹介します。
名探偵コナンの英語版のタイトルは「Case Closed」
名探偵コナンの英語版のタイトルをご存知でしょうか?実は「Case Closed」と言います。
「事件解決」「一件落着」といった意味になりますね。
「Detective Conan」じゃないんだね!
ちなみに、コナン君は海外でもそのまま「Conan Edogawa」ですが、他の主要キャラクターたちは少し名前が変わっています。
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真実はいつもひとつ!は英語でなんという?
ここからが本題です。「真実はいつもひとつ!」は英語で何と言うのでしょうか?
正解は…
…
…
One truth prevails! です。
truthは名詞で「真実」という意味の単語です。嵐さんの曲のタイトルなどで聞いたことがある方も多いかもしれません。
形容詞形は「true(真実の/本当の)」です。こちらの方が馴染みのある単語かもしれませんね。
prevailは「打ち勝つ/説き伏せる」といった意味を持つ動詞です。
あまり聞き馴染みのある単語ではないですね。ここでは三単現のsがついています。
「いつも」の表現はどこへ?
あれれ~?おかしいぞ~!?
先程紹介した「One truth prevails!」は英単語の意味だけで訳すと「真実は打ち勝つ」という意味になります。
そう、「真実はいつもひとつ!」の「いつも」を指す単語がないじゃないか!と思った方も多いかと思います。
実は、先程紹介した英語だけでなく、
There is always only one truth!
のように訳されていることもあります。
こちらだと「いつも」を意味する「always」が使われているのでわかりやすいです。
では、なぜ最初に紹介した「One truth prevails!」でも「真実はいつもひとつ!」を意味するのでしょうか?
これは、英語の現在形には3つのニュアンスを持つためです。
英語の現在形が持つ3つのニュアンス
英語の現在形には次の3つの意味のニュアンスを持ちます。
- 現在の状態
- 習慣・反復動作
- 事実・真実
例えば、「わたしは日本語を話します」を英訳すると「I speak Japanese.」となりますね。
これは「このときだけ日本語を話している」というよりも、日常的に日本語で話すというニュアンスが含まれていることを指します。
他にも「I get up at 8 in the morning.」と言うと「わたしは朝8時に起きます」という意味になります。
これも「このときだけ朝8時に起きている」というよりも、習慣的に朝8時に起きているというニュアンスを含みます。
では、ここで最初の台詞に戻ります。
「真実はいつもひとつ!」という文も、この台詞を発したときのみ成立するわけではなく、いつでも変わらず成立します。
そのため、現在形を用いるだけで日本語の「いつも」というニュアンスを言うことができるというわけです。
おわりに
- 「真実はいつもひとつ!」は英語で「One truth prevails!」もしくは「There is always only one truth!」と訳されることが多い
- 現在形は「現在の状態/習慣・反復動作/事実・真実」というニュアンスを持つため1つ目の表現で「always」を言わずとも「いつも」というニュアンスを言うことが出来る
わたしは日本語で内容を知っているため「One truth prevails!」でもすんなり訳すことができましたが、もし初めて読む/見る作品であれば変な訳をしてしまいそうだなあと感じました。
その点「There is always only one truth!」だと誤訳はなさそうですね。
英語のニュアンスを掴むのはまだまだ難しいですね…。