動詞「see」と「meet」はどちらも「会う」という意味で使われます。ではこれらの意味の違いをご存知でしょうか?
seeを使う3つのシーン
seeは「面識ある人と会う」「一方的に人と会う」「偶然知り合いを見かけた」という3つの場面で使われる英単語です。
面識ある人と会う
- It is nice to see you again.「またお会いできて嬉しいです」
初対面の人への挨拶「はじめまして」は「Nice to meet you.」とmeetを用いますが、すでに面識のある人との挨拶の場合は「see」を用います。
2回目以降はseeと覚えておきましょう!
一方的に人と会う
- I saw a doctor yesterday because I was sick.「具合が悪かったから昨日お医者さんの診断を受けてきたよ」
- Can I see you for 5 minutes?「5分だけ会うことできる?」
「病院でお医者さんに会う」など、ある目的に対してこちらから一方的に会いに行く場合はseeを用いるのが一般的です。
尋ねる/訪れるという意味のvisitもよく使われます。
他にも「何かを渡したいものがあるので少しだけ会える?」のような場面でも自分の目的に対して人と会うため、seeが使われます。
偶然知り合いを見かけた
- I saw Ms. Kobayashi at the station.「駅で小林先生を見かけたよ」
このあと紹介するmeetでも「偶然知り合いに会って話をした」という場面で使用することができます。
seeとの違いは「見かけた」という点がポイントであり、その人と話をしたかどうかは関係がありません。偶然見かけたというときはseeを用いてください。
meetを使う3つのシーン
meetは「初対面の人と会う」「日時や場所を決めて会う」「偶然会った人と話をした」という3つの場面で使われる英単語です。
ビジネスシーンでも、打ち合わせや会議のことをミーティング(meeting)と言います。
meetは「偶然」というよりは「事前に約束をしている」「話し込む」といったイメージを持っておけばわかりやすいかと思います。
初対面の人と会う
- Nice to meet you.「はじめまして」
- There is someone I want you to meet.「あなたに会ってもらいたい人がいます」
面識のある人と会うときにはseeを用いたのと反対に、初対面の人に会うときにはseeではなくmeetを用います。
はじめましてと言う時にmeetが使われるのもそのためですね。
日時や場所を決めて会う
- Let’s meet at the front entrance at 7 pm.「7時に正面玄関で会いましょう」
日時や場所などを約束した上で会う場合にもmeetを用います。
偶然会った人と話をした
- I met Ayumi at the supermarket.「スーパーで歩美ちゃんに会ったんだよ」
誰かと偶然遭遇して会話をした際にもmeetが使われます。
seeでも似たようなシーンがありましたね。こちらは「会話をした」という点がポイントになります。混同しないよう気をつけてください。
まとめ
seeとmeetの違いをご紹介しました。
I saw Sonoko.
「園子姉ちゃんに会ったよ」
Did you say Hello to her?
「彼女に挨拶したの?」
上のように、コナンくんがseeを用いて「園子姉ちゃんに会ったよ」と言うと、蘭は「コナンが園子と会話したかどうかわからない」ため「話をしたの?」と尋ねるの自然です。
I met Sonoko.
「園子姉ちゃんに会ったよ」
What did you talk with her?
「彼女と何を話したの?」
一方でこちらの例のようにmeetを用いて言った場合は「何か会話をしたんだろうな」と推測ができるため「何を話したの?」と尋ねています。
seeとmeetのニュアンスの違いを感じ取ってもらえたでしょうか?
正しい英単語を正しい場面で使えるように覚えてみてください。