「気付く」という意味の3つの英単語のニュアンスの違いについてご紹介します。
- notice
- realize
- recognize
気付くという意味の英単語notice/realize/recognize
「notice」「realize」「recognize」はどれも「気付く」と訳される英単語になります。しかし、これまでの動詞と同様に、日本語では同じ「気付く」という訳でも英語ではニュアンスが異なります。
notice:五感による気付き
realize:状況や物事の理解/頭での気付き
recognize:過去の経験に基づく気付き
では、これらの単語を例文と合わせて見ていきましょう。
notice:五感による気付き
noticeは、視覚/聴覚/嗅覚/味覚/触覚の五感によって気付いた場合に使われます。
- 彼女が髪を切ったことに気付く(視覚)
- 友人が遠くからわたしを呼んでいることに気付く(聴覚)
- ガス漏れの匂いに気付く(嗅覚)
- お母さんの作ったカレーの味が変わったことに気付く(味覚)
- 地震が起きたことに気付く(触覚)
noticeを使った例文
- I noticed a girl crying alone.「わたしは1人で泣く女の子に気付いた」
- He didn’t notice an earthquake at all.「彼は全く地震に気づかなかった」
realize:状況や物事の理解/頭での気付き
reallizeは、認識する/理解するというように、頭で気付いた場合に使われます。
- 傘をどこかに置き忘れたことに気付く
- 家の鍵をかけ忘れたことに気付く
- 彼が風邪をひいていることに気付く
realizeを使った例文
- I realized that something was wrong.「わたしは何かがおかしいことに気付きました」
- The child was too young to realize that his father had died.「その子はとても幼かったため、父が亡くなったことに気づけなかった」
recognize:過去の経験に基づく気付き
recognizeは「見たもの」「聞いたもの」「会った人」「経験したこと」のように、過去の経験に基づいて気付いた場合に使われます。
- このカレーの味に覚えがあると気付いた
- 電話の相手が英理だと気付いた
recognizeを使った例文
- I didn’t recognize you with your glasses on.「メガネをかけていたため、あなたであると気づけませんでした」
- Do you recognize this song?「この歌に聞き覚えはありますか?」
まとめ
気付くという意味の英単語「notice」「realize」「recognize」の違いをご紹介しました。
- notice:五感による気付き
- realize:状況や物事の理解/頭での気付き
- recognize:過去の経験に基づく気付き
同じ「気付く」でもニュアンスの違いによって単語を使い分けられるよう、ぜひそれぞれの特徴を掴んでみてください。