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「~しなければならない」を意味するhave toとmustの違いとは?

中学英語

「have to」と「must」の違いは何でしょう?と聞かれたときすぐに答えられますでしょうか。日本語ではどちらも「~しなければならない」と訳されますし、学校のテストなどでは同じ意味として扱われ、書き換えの問題として出てきたりもします。

しかし、実際は全く同じではなく、ニュアンスが異なります。今回はそんなニュアンスの違いをご紹介します。

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have toとmustの違い

have to:自分の意思に関係なく「しなければならない」とき

must:自発的に「しなければならない」とき

ずばり、違いといってはこの通りなのですが、より詳細の内容を具体例と合わせて見ていきましょう。

have toを使うシーン

have toを使う場面は「自分の意思に関係なくしなければならない」つまり「一般的なルールや義務」や「仕方なく~しなければならない」ときに使われます。

  • I have to go to work today.「今日は仕事に行かなければならない」
  • They have to buy the ticket to get on the bus.「彼らはバスに乗るためにチケットを買わなければならない」
  • The patient has to take medicine every day.「その患者は毎日薬を飲まなければならない」
  • I have to study because the test is near…「テストが近いから勉強しないとなあ…」

mustを使うシーン

mustを使う場面は「自発的にしなければならない」ときに使われます。上記でhave toは自分の意思とは関係のない「~しなければならない」ときに使われると書きましたが、mustは「自分の意思で行う」際に使われます。

  • I must go to the dentist.「歯医者に行かないと」
  • I must call her right now.「彼女に電話しないと」

しかし、mustを使用する場合は、話し手(自分)による「命令/義務/強制」のニュアンス(=話し手の主観)が含まれるため、自分が主語の場合と比べて使い方にやや気をつける必要があります。

  • You must take medicine every day.「あなたは毎日薬を飲まなければならない」
  • They must study because the test is near…「彼らはテストが近いので勉強しなければならない」

上の例には「話し手(自分)の主観」が入っているというのがわかりますでしょうか。「あなたは毎日薬を飲まなければならない」というのは「話し手の命令」であり、「彼らはテストが近いので勉強しなければならない」というのは「話し手の命令・強制」にが含まれています。

このように、mustは「自分の意思」に関係する場合に使われると覚えておきましょう。

否定文のhave toとmustの違い

否定文の場合、have toとmustのニュアンスはかなり異なります。

否定文のhave to:~する必要はない

否定文のmust:~してはいけない

では、具体例と合わせて見ていきましょう。

have toの否定文

have toを否定文にする場合、「don’t(三単現の場合はdoesn’t)」をつけて「don’t(doesn’t) have to」とすることで作ることができます。

  • I don’t have to go to get up early today.「わたしは今日、早く起きる必要はない」
  • They don’t have to hurry.「彼らは急ぐ必要はない」
  • She doesn’t have to take medicine every day.「彼女は毎日薬を飲む必要はない」

mustの否定文

mustは助動詞のため、mustを否定文にする場合、「not」を後ろに付けて「must not」もしくは縮約形の「mustn’t」とすることで作ることができます。

  • I must not eat too much.「わたしは食べすぎてはいけない」
  • You must not take pictures here.「ここで写真を撮ってはいけない」
  • She must not be late for the meeting.「彼女はその会議に遅れてはいけない」

まとめ

have toとmustのニュアンスの違いをご紹介しました。否定文の方は異なる意味として習ってきた方も多いかと思いますが、肯定文も実はニュアンスが異なるため。ネイティブの方はより正しい方の意味を選択して使っています。ぜひより正しい意味を覚えてみてくださいね。

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