海外で駐在員として働いている方にいつかは訪れる本帰国。
とはいえ、いざ決まった際に「何からやればいいの？」と困ってしまう方がほとんどかと思います。
実際に本帰国を経験した身として、時期別に行ったことを書き出してみましたので、これから本帰国をされる方の参考になれば幸いです。
また、この記事を書くにあたり、他の方にもお話を伺ってみましたので合わせて参考にしてもらえればと思います。（とくにお子様周りの手続きをお聞きしました！）
本帰国2ヶ月前
- 帰国日の決定
- 帰国便の予約
- インドで住んでいる家の解約連絡
- 引越し業者の手配
- 習い事の先生への連絡
- 学校・幼稚園・保育園への連絡
- 日本で住む家の検討
- やり残したことがないかチェック
帰国日の決定・帰国便の予約・引越し業者の手配
まずは帰国日が決まらないことにはとくに動けません。
反対に、帰国日が決まったら、帰国便の予約・忘れないうちに引越し業者さんの予約を取ってしまうのがオススメです。
引っ越し業者の手配は、帰国日の数日前に手配するのが一般的です！
わたしは日本から来るときと同じく「NIPPON EXPRESS（日通）さん」にお願いをしました。海外引越し業者さんなら次の3つあたりが有名です。
- 日通
- ヤマト
- 商船三井引越センター
この時期は引越し業者さんも繁忙期です。
事前にどのくらいの荷物を送るかの見積りが必要な場合もあるので、早めに日程の調整を行いましょう！
また、住んでいるアパートなどにもよりますが、我が家の場合は引越し業者が入る（=荷物の搬出を行う）のに「コンドミニアムの管理人に事前申請」が必要でした。必要があればこちらも合わせて出しておきましょう。
解約関係（家・学校・習い事など）
今住んでいる家の解約をする場合は「◯ヶ月以上前に連絡」みたいな契約になっていることが多いかと思いますので、帰国日が決まったら早めに連絡をするようにしてください。
お家などについては勤め先経由で不動産屋さんに連絡する場合もあるので要チェックです！
また、チケット制のものなどが消化しきれない可能性がでてきてしまうため、習い事などについても帰国日が決まったら早めに連絡をし、残りのレッスンなどを調整するようにしてください。
わたしは英会話レッスンが余っていたので、使い切れるように予約を入れました。
日本で住む家の検討
元々住んでいた家に戻る・家族の住む家に帰る（単身赴任の方など）といった方でない場合、日本に戻った後に住む家探しをする必要がでてきます。
本帰国が決まったら、ある程度の地域の目星をつけておくと◎です。
物件についてはあまり早く探しすぎても結局入居日が合わない…なんてことが多いので、治安や学校・住みたい沿線などをチェックしておけばOKです
やり残したことがないかチェック
インドで生活しているうちに行きたかった場所・美容関係のチケットの余りがないか・インドで買おうと思っていたものなどなど、やり残したことがないかチェックをしてみてください。
また、インドに住む友人（日本人・インド人問わず）とは、本帰国後なかなか会うのが難しくなってしまいます。
会えるうちにたくさん会っておくことをおすすめします！◎
本帰国1ヶ月前
- メイドさんへの連絡
- メイドさんの次のお仕事先探し
- 日本で住む家探し
- 学校・幼稚園・保育園の情報収集
- ネット・テレビの解約予約
- 船便・航空便の仕分け
- 不用品の断捨離
- 退去日~出国までのホテルの予約
メイドさんへの連絡
我が家では1人のメイドさんに週3のペースで来てもらっていました。
我が家は本帰国ギリギリまで住んでいたので、本帰国のことは1ヶ月前にお伝えしました。
となると、メイドさんの仕事がなくなってしまうので、次の雇用先を探してあげる必要がでてきます。
- 面識のある友達
- SNS（XやInstagramなど）
- アパートの掲示板
メイドさんの条件とすり合わせながらわたしは無事、アパートの掲示板から見つけることができました。
ベビーシッター・ペットの対応・料理など、メイドさんの対応可能なお仕事内容や、勤務可能曜日など、きちんと把握した上で次の雇用先を見つけてあげてください！
日本で住む家の物件情報をチェック
帰国1ヶ月前程になったらいよいよ物件情報のチェックを始めましょう。
とはいえ、多くの方が3月末に帰国される方が多いかと思います。
2月から3月にかけては国内外問わず「引っ越しシーズン」なので、物件情報が出たその日に埋まってしまうなんてことも多いです。
「もう少し待てばもっといい物件が…」なんてことを考えているとどんどん埋まってしまい、結局どこも入れなかった…なんてこともあるので、時にはズバッと決断することも大切かと思います！
また我が家では、日本のレンタルスペースに荷物を預けていたので、家が決まったら取り出し日（送ってもらう日）についても早めに連絡をしておきました。
日本の学校・幼稚園・保育園の情報収集
日本に戻ってからのおおよその居住地の目処が立ったら、その地域の学校・幼稚園・保育園情報も集めていきましょう。
また、住む地域の街の役所に電話をし「海外から帰国予定なんです…」と問い合わせしてみると海外にいながら情報も手に入りやすいのでオススメです。
ネット・テレビ・定期契約類の解約予約
自身で契約しているサービスがある場合、解約の連絡をしておく必要があります。
- ネット（Wi-Fiルータの返却など）
- テレビ
- 浄水器など
我が家はネット（Wi-Fi）とAmazonの定期便の解約が必要でした
部屋退去後~出国までのホテル予約
引越し後は部屋がすっからかんになってしまうため、数日間はホテル生活をし、その後出国される方が多いと思います。
わたしたちは日本人向けの「ダイアパークプレミアホテル」に滞在をしました。
大浴場があったり、「FRANGIPANI」でお土産の購入もできるので、迷っている方にはオススメです。
ダイアパークプレミアホテルの宿泊記はこちら
本帰国1週間前~前日
- 船便・航空便の発送
- 家の退去手続き
- インドの銀行口座から日本の口座への海外送金
- SIMの解約
- 日本で使用するSIMの契約
- 入居までに滞在するホテルの予約
ついに、帰国直前です！
体調に気をつけつつ、やらなきゃいけないことも多いので忘れずにこなしていきましょう！
船便・航空便の発送
まず、引っ越し業者さんが来る日までに「船便」「航空便」「不用品（処分するもの）」を分けておく必要があります。
「航空便で送れるもの」「船便でしか送れないもの」「そもそも送ることができないもの」リストをチェックしながら分けていきましょう
当日は引っ越し業者さんがどんどん荷物を詰め込んでいくので、きちんと仕分けをしておくと作業がスムーズです。
日本からインドに送った航空便・船便についてはこちらから
荷物の搬出が完了したら不動産屋さんやオーナーさんに立ち会ってもらい、住んでいた家を退去しましょう！
インドの口座から日本口座への送金
わたしはビザの関係で個人の銀行口座は持っていなかったのですが、夫はインドの口座を持っていました。
今後再度長期で生活する予定がない場合は、口座のお金はよきタイミングで日本の口座へ海外送金してしまいましょう。
SIMの解約
わたしは「Airtel」のSIMを夫名義で契約していました。
帯同ビザだと銀行やSIMなどの契約が自分でできないことがほとんどです…
なので、夫にお願いをし、出国する月末で解約をしました。
日本で使うSIMの契約
最近では端末によって「eSIM」が使えるものも多いです。
日本到着前にこちらを契約しておけば、到着後すぐにネットを使うことができるので便利です。
わたしの場合はインドで生活中も「楽天モバイル」を契約していたので、空港に着いてすぐにネットを使うことができて便利でした！
eSIMが使えるスマホであれば、日本のSIMを事前に契約しておけば、空港到着後にすぐ使えるので便利です。
楽天モバイルは契約手数料や解約手数料も「無料」なので、一旦契約して合わないようならすぐに他社に乗り換えられるのも魅力の1つです。
帰国後~入居までに滞在するホテルの予約
元いた家に戻るのか、新しく家を借りるのかなどによってだいぶ大変さが異なるかと思いますが、多くの方が日本に帰国後「数日~数週間はホテルなどに滞在」をして、新生活の環境を整えることになるかと思います。
直前になるとお値段がお高くなることも多いので、帰国日・入居日などを見て早めにホテルの予約をしておきましょう。
本帰国後
帰国おつかれさまでした！
日本に帰ってきたぞ～！温泉などに行ってゆっくり美味しいものでも食べたい…！！なんてところですが、本帰国後もやることがたくさんあります。
- 入居
- 住民票・住所変更の手続き
- 学校・幼稚園・保育園の手続き
- 家具・家電類の購入
入居
まずは新しい家に入居しないことには新生活も始まりません。
不動産屋さんと調整をし、入居する日を決めましょう。
住民票・住所変更の手続き
海外に長期で生活をされる場合、転出届を出す必要があります。
反対に、帰国後は住民票の手続きが必要です。このときいくつか必要なものがあるので必要があれば早めに取り寄せるなど準備をしておいてください。
- パスポート（※スタンプが押印されているもの）
- 本人確認書類
- マイナンバーカード（※持っている場合）
- 戸籍謄本
- 戸籍附票
戸籍謄本・戸籍附票については、転出前に住んでいた場所と転入後に住む場所が同じ場合や、本籍地と転入先が同じ場合は不要なこともあります
詳しくは転入届を提出する役所のホームページをチェックしてみてください
学校・幼稚園・保育園の手続き
学校などが決まったら、いつから入学・入園するのかなどの手続きが必要です。
登校開始日・必要品・転校に必要なその他の書類などを学校に問い合わせ、登校開始日までに準備をしておきましょう。
家具・家電類の購入
レンタルスペースに預け入れをしていた場合は荷物の受取りをし、新生活の準備を整えていきましょう。
我が家は出国前に大きな家電類は全て処分してしまったので、改めて全て購入する必要がありました。
購入品についてはまた別記事でご紹介します。
まとめ
インドから日本への本帰国が決まったらやることリストをご紹介させていただきました。
日本からインドへ来るときとは異なる部分もありますが、本帰国が決まったら少しずつ荷物を減らしながら準備していけばギリギリまで慌てることなく過ごすことができました。
この記事を読まれている方は、おそらく近々本帰国をされる方なのかなあと思いますが、慌てずに思い出作りを楽しむことをおすすめします！！！
出国最後の日まで、ぜひインドを楽しんでくださいね。参考になれば幸いです！