canは「~できる」という意味を持つ助動詞です。動詞の原形とセットで使用します。
助動詞とは
助動詞=動詞を助けるものです。「わたしは英語を話します」という文を「わたしは英語を話すことができます」というように、ベースとなる文はそのままで動詞の意味(ここでは話す)に変化を加えます。
助動詞の使い方
英語で助動詞を用いる場合、基本的には「主語と動詞の間」に入ります。
このとき、助動詞のあとの動詞は原形になることに注意してください。そのため、三単現のsはなくなります。
canを用いた例文
- I can sleep anywhere.「わたしはどこでも眠ることができます」
- You can use my pencil.「わたしの鉛筆を使ってもいいですよ」
- He can play tennis very well.「彼はテニスを上手にすることができます」
- They can swim here.「彼らはここで泳ぐことができます」
助動詞canを使った否定文の作り方
be動詞や一般動詞の否定文を学んできた方であればすでに察しているかもしれませんが、助動詞canを用いた文を否定文にするには助動詞canのすぐ後ろに「not」を入れます。
can notを縮約形で表現する
上の文の助動詞canの後ろに「~でない」を意味する「not」を入れると否定文になります。この「can not」は縮約形として「can’t」や「cannot」と書くこともできます。
助動詞canを使った疑問文の作り方
助動詞canを用いた文を疑問文にするには、canを文の頭に持ってきます。そして、疑問文のため文頭の「.(ピリオド)」を「?」に変えてください。
では、例文で見ていきましょう。元々の文「あなたは英語を話すことができます。」を疑問文「あなたは英語を話すことができますか?」に変えてみましょう。
この時、助動詞「can」は文頭にくることから「Can」と先頭を大文字にし、「You」は文の先頭でなくなることから「you」と小文字にする点も注意してください。
助動詞canを使った疑問文の答え方
上の通り、助動詞canを使った疑問文が作ることができました。それではこの疑問文に返答をしていきましょう。
日本語でも「~できますか?」と聞かれたとき、「はい、できます」もしくは「いいえ、できません」と答えるのと同様に英語も答えることができます。
Yesと答える場合
Yes, + 主語の代名詞 + can
- Can you see that mountain? – Yes, I can.
- 「あなたはあの山が見えますか?- はい、わたしはあの山が見えます」
- Can the students go to the sea? – Yes, they can.
- 「生徒たちは海に行くことができますか?- はい、彼らは海に行くことができます」
- Can we ski here? – Yes, you can.
- 「わたしたちはここでスキーをすることができますか?- はい、あなたたちはここでスキーをすることができます」
主語の代名詞については以前の記事で紹介してますのでこちらで確認してみてください。
Noと答える場合
No, + 主語の代名詞 + can’t(can not / cannot)
- Can you see that mountain? – No, I can’t.
- 「あなたはあの山が見えますか?- いいえ、わたしはあの山が見えません」
- Can the students go to the sea? – No, they can’t.
- 「生徒たちは海に行くことができますか?- いいえ、彼らは海に行くことができません」
- Can we ski here? – No, you can’t.
- 「わたしたちはここでスキーをすることができますか?- いいえ、あなたたちはスキーをすることができません」
まとめ
助動詞canをご紹介しました。助動詞はcan以外にもたくさんのものがあります。基本の文章の作り方は同じになりますのでまずはここを抑えてみてくださいね。