7月下旬に4泊5日のラダック旅行に行ってきました。
高山地帯ということで不安半分、ワクワク半分だったのですが、なんとか無事帰ってきました。
わたし自身、初めての高山地帯ということで、旅の準備をする際にこれまでに行った方などの情報を色々参考にさせていただいたので、わたしも持っていって便利だったものなど、記録しておこうと思います。
これからラダック・レーに行こうと思っている方の参考になれば幸いです。
ラダックとは?
インド北部にあるヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に挟まれた一帯を指す地方を「ラダック(Ladakh)」と呼びます。
標高平均3500mという、高地エリアで、天空の秘境とも呼ばれています。
ラダックの中心都市は「レー(Leh)」で、ハンドメイドのアクセサリーやドライフルーツなどが売られた大きなバザールなどもあります。
また、古くからの建造物や、美術類なども多く残されており、自然と歴史を感じられる場所です。
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準備その1:高山病対策
高山病とは?
標高が上がると、気圧が下がり、酸素濃度が下がることで、空気の密度が薄くなる
(=空気が薄くなる)
↓
1回の呼吸で摂取できる酸素量が減少してしまう
↓
身体が酸素を求めて呼吸数を増やし、息が荒くなる
このような状況に長時間いることで、血液中の酸素量が減ってしまい、頭痛や吐き気、めまい、しびれなどに襲われることがあります。
これを「高山病」と呼びます。
症状には個人差があったり、同じ人でも体調によっても差がでます
高山病予防の薬を服用する
今回服用した薬は「ダイアモックス(Diamox)」です。
ダイアモックスとは
ダイアモックス(アセタゾラミド)には脳の血管を拡げる働きがあります。脳の血管が拡張すると脳内の血流が増すため、高地で生じる脳内の低酸素状態が改善されます。また、ダイアモックスを服用すると呼吸中枢が刺激され、呼吸回数が増えるため、血液中の酸素の量が増えます。
千駄ヶ谷インターナショナルクリニックさんの情報を参考にし、1回1/2錠を朝夜の2回、旅行の前日から旅行中の間飲みました。
予防薬としてのダイアモックス服用
高山病予防には、高地に到着する前日から到着3日後までの4日間、1/2錠(=125mg)を1日2回服用するのが標準です。
ちなみに、インドでは薬局(Pharmacy)で15錠あたり約60ルピーで普通に購入ができます。
ラダックの気候(7月下旬の場合)
今回、わたしは7月下旬の旅でした。
※1ヶ月前に行ったという方の情報を観ると結構寒かったという情報もありますので、あくまで参考程度に読んでいただければと思います
旅行会社の方からは
日中晴れると20℃前後になります
日差しも強いので、帽子・サングラスなどの日焼けグッズをお忘れなく!
朝晩や、天気の悪い日は10℃程度まで冷えるため、防寒具も忘れずに準備してください
と、聞いていましたので、ざっくり次の服を持っていきました。
- 薄手のロンT
- 厚めのロンT
- デニムパンツ
- 秋冬に履く少し厚めのズボン
- ウィンドブレーカー
- フリース生地のパーカー
- インナーダウンベスト
- 靴下
- 帽子
- 長袖長ズボンのパジャマ
持っていけばよかった衣類
- 半袖Tシャツもしくは半袖シャツ
- 薄手の長袖シャツ(羽織物としても使える)
- ビーチサンダルorアウトドアサンダル
日中は日差しも強く、半袖Tシャツ1枚でも十分なくらい暖かかったです。
1ヶ月前の服装を参考に長袖ばかり持っていってしまったので外を歩くとうっすら汗ばむくらい暑かったです。
また、パンゴンツォなどの水辺に近づくこともあるので、サンダルがあってもよかったなと感じました。
必要なかった衣類
- フリース生地のパーカー
- 厚めのロンT
- インナーダウンベスト
上で記載の通り、日中は結構暑いです。
無駄に厚着できる洋服たちは持っていってもただただかさばってしまっただけでした…。
羽織物は1枚あれば十分かと思います。
日が落ちると冷え込むため、夜は長袖は必須になります
パジャマは長袖長ズボンでOKでした
その他に持っていくべきもの
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディソープ
- クレンジング類
- 化粧品
- トイレットペーパー
基本的にタオル類と石鹸しか置いていませんでした。
インドのトイレは「トイレットペーパーの設置がない」前提で過ごすことを想定しておくとよいです。
(床に穴が開いているだけのトイレなどもザラにあります笑)
なくてもいいけどあると便利なもの
- クレンジングシート
- ウェットタオル(身体拭きシート)
- スリッパ
- ドライヤー
わたしは今回、4泊のうち2泊は、ホテルではなくテントに宿泊をしました。
他の場所が同様なのかはわかりませんが、シャワーのお湯は基本的に「朝に使えるようになる」ため、夜はシャワーを浴びられないよと言われました…。
そのため、特に女性はクレンジングシートや身体拭きシートがあると便利だと思います。
また、ホテルには設置がありましたが、テントにはドライヤーの設置もありませんでした…。携帯用などをお持ちであれば持っていってもよいと思います。
(※高山地帯でパッケージはパンパンになりますのでご注意を)
また、ホテルであってもスリッパがついていない場合もあるため、安いスリッパを持っていって最終日に捨ててきてしまってもいいと思います。
おまけ:覚えておくと便利なラダックの言葉
ジュレー
ヒンディー語の「ナマステ」のように、「こんにちは」「ありがとう」「ごめんなさい」「はじめまして」などなど、様々な場面で使える挨拶表現です。
人に話しかけるとき、荷物を運んでもらったとき、お会計をしてお店をでるとき…などなど、どんな場面でも
ジュレ~
と言えばOKです。旅行中かなり大活躍な表現でした。
おわりに
ラダック旅行記第1弾「旅の準備編」についてご紹介しました。
これから旅行に行こうと思っている方の参考になれば幸いです。